ニュースでも報道されていますが、現在お子様の間でアデノウイルス感染症が流行しています。

 

最近、保護者から「園の先生からアデノウイルスが流行っているから検査を受けてくるように言われました。」または「検査しないと登園許可が下りません。」といった話をよく聞きます。

 

園の先生方はお預かりしているお子様の体調管理に大変苦慮されているとは思いますが、

園の先生には保護者にお子様の検査を指示する権限はありません。

診察の結果、検査は不要と判断し保護者の方がお困りの場合に私は園がどのような声掛けを行ったか電話をして確認することがあります。

決まって園は「そのようなことは言っていません。ただ『アデノウイルス感染が流行しているのでそうかもしれませんよ。』と言っただけです。」という趣旨の返答をされます。

実際そのように仰ったのかもしれませんが、保護者の方は検査を強要されたと受け取られておりますので声掛けの見直しが必要ではないでしょうか?

 

さらに現在、アデノウイルスの検査キットが入手困難です

そのためニコクリでは検査が必要なお子様が検査を受けられる状況を維持するために、

アデノウイルス感染が考えにくいお子様(のどが赤くないお子様、熱がそれほど高くない、主な症状が咳や鼻水)には検査をお断りしている状況です。

 

たしかにアデノウイルスは感染力が強く、高熱が長く続くことも珍しくありませんので厄介です。

しかし、治療に関してはその他のノド風邪と同じであるため診断価値はそれほど高くないことはお知りおきください。

また、保護者の方々には感染の流行を抑えるためにも「発熱のあるお子様は登園させない」という大原則はお守りいただきますようよろしくお願いいたします。

 

じょうおニコニコクリニック

院長 城尾正彦