CGMをご存じですか?
糖尿病をもつ方へ
■CGMについて
最近の血糖測定機器の進化はめざましく、様々な便利な機器が保険で使用できるようになっていることをご存じでしょうか?
指先で血糖値を測定せずとも腕やお腹などにセンサを装着するだけで、専用のモニターやiPhone/一部のスマートフォン、Apple Watch/スマートウォッチなどで現在の血糖値や血糖値の推移を確認できる持続血糖測定器(CGM)というものがあります。
2022年12月に保険適用の拡大がありインスリンを打たれている方ならどなたでも使用できるようになりました。
・ニコクリで採用しているCGMはアボット社のfreestyleリブレ®、テルモ社のDexcomG6®、日本メドトロニック社のMinimed770Gです。
・ニコクリでは今や自己血糖測定よりCGMを選択されている方の方が圧倒的に多いです!
・CGMはこのように装着します。
(Dexcom社の公式HPより引用)
■インスリンポンプについて
ニコクリではインスリンポンプも使用可能です。
インスリンポンプとはペン型の注入器ではなく、お腹やお尻などに専用の回路を穿刺してポンプから自動的にインスリンが皮下に注入される仕組みです。
食事や高血糖の際にはボタン操作でインスリンの急速注入を行い、それ以外のときには血糖値を平坦に保つために持続的にインスリンを流します。流量は時間ごとに細かくプログラムできるため朝方の高血糖や生活強度が変わりやすい方に特におすすめです。
回路は3日毎の交換のため、ペン型注入器よりも格段に針を刺す機会が減ります。
また、オプションでCGMと連動させる(SAP)こともできます。CGMと連動させることでオートモードを選択することができ、食事の時以外の血糖管理をポンプに任せることもできます。
2023年8月現在、ニコクリでインスリンポンプを使用されている方は11名で、うち6名がSAPを選択されています。
気になる医療費については、また後日解説いたします。